ブログ BLOG

歯周病の話6・お酒とタバコと歯周病

こんにちは衛生士の澤田です!

本年も残りわずかとなりましたlaugh
2019年はどのような一年でしたでしょうか

私は多くの患者様の担当をさせていただき、とても有意義な一年でした
来年も頑張りますので、引き続きよろしくお願いします



第6回「お酒タバコと歯周病」


お酒とタバコは歯周病をなぜ悪化させるかご存知でしょうか

お酒の中に含まれるアルコールは、
肝臓で非常に強い毒性をもつアセトアルデヒド(←吐き気などを引き起こす2日酔いの原因)と代謝されますが、


このアセトアルデヒドは歯茎を弱らせ、歯周ポケットからの出血を増やすと言われています


歯周病菌の栄養源は鉄(血液)でした
そのため出血が増えれば歯周病菌は活発になり増殖し始め、歯周病を悪化させていきます


歯茎の調子が良くないなあと思われた時はお酒の飲み過ぎにはお気を付けください



次に、タバコの煙の中には約4000種類の化学物質が含まれ、その内の約200種類が有害物質だと言われています


タバコに含まれるニコチンは血管の流れを悪くし、身体の抵抗力を下げます
そのため、歯周病になりやすくなったり、さらには治りにくくなります…
実際に歯周治療を始めても治りづらいことが多いです


残念ながら喫煙は歯周病にとっても良いことはないようです
 

人生を長く楽しむためにも、時々、日頃の生活習慣を見直し、身体をケアしてみてはいかがでしょう
 

次回は「歯周病は痛みを感じることなく静かに進行していく」です


冷え込む日が続いています
インフルエンザも流行ってきてますので体調に気を付けてお過ごしください
 

参考文献
天野ドクターの歯周病絵本バイオフィルム公国物語/クインテッセンス出版株式会社
禁煙推進ウェブサイト/日本医師会