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インプラント学会に参加して

皆さん、こんにちは!!


シルバーウィークいかがお過ごしですか?

私は21日から開催されていた日本口腔インプラント学会総会に参加してきました。


テーマは『健康維持と口腔インプラント治療(口腔インプラント治療を再考する)』


超高齢化社会においてインプラントがどのように使われるべきかという内容でした。


インプラント治療は、しっかり咬むことができて、快適で、長く持つ優れた治療法であることは言うまでもありません。

おいしくなんでも咬める人は、衰弱しにくい、認知症になりにくい、いつまでも若々しくいられるなど様々なメリットがあります。

いつまでもしっかり咬めることは健康で長生きの秘訣です。世界で1500万人以上が治療を受けているのも頷けます。


しかし、高齢になり歯磨きが自分の意志で出来なくなってしまった場合は、どうなるでしょう。


口腔ケアが困難になると、汚れがつきっぱなしとなり、肺炎リスクがあがります。命に直結します。


したがって周りの誰かが替わりにおこなうわけですが、ブラシをしようとしても口を開けてくれないことは、介護現場ではよくあることで、いかにして口腔ケアを実践するか、現場で工夫をしながら取り組んでいるのが現状です。


歯は磨けなくなるとボロボロになって溶けて抜けてきます。しかしインプラントは骨に完全にくっついているため、天然歯のように抜けてくることはほとんどありません。そこが問題とされています。歯が残ってしまうことで口腔ケアが困難になるからです。


今回講演された岡山大学教授の窪木拓男先生は必要に応じてインプラント上部構造を外せるシステムを選択すべきである。少なくともインプラントが介護、患者さんの邪魔にならないように。インプラントを入れた患者さんのことは生涯担当させていただくつもりで治療すべきとおっしゃっていました。


わかりやすい話し方で、勉強になること、考えさせられるもたくさんあり、とても有意義でした。

学ぶことは尽きませんが、これからも健康で豊かな暮らしを支える役割にやりがいをもって生涯担当させていただくつもりで治療、メンテナンスにとりくんでいきたいと思っています。


ちなみに当院のインプラントは上部構造の取り外しが可能なのでご安心ください。またお手入れのことも考えて、清掃性の良い歯をいれるよう努めています。


では夜は少し涼しくなってきましたので、風邪などひかれませんようご自愛ください。