こんにちは衛生士の澤田です!
やっと暑さが和らいできましたね
皆様いかがお過ごしでしょうか
第3回「細菌の世界」
前回は歯周病の主な原因についてお話ししました!原因は…細菌が出す「毒素」でした
今回はその細菌についてさらに詳しくお話します
細菌の塊であるバイオフィルムの中には、病原性の違いにより悪玉菌と善玉菌がはっきりと区別されています
歯周病菌は種類が多く約300種類とも言われていますが、歯周病を引き起こす、特に強力な病原性をもつ悪玉菌群のことを「レッドコンプレックス」と呼びます。
そのなかでも最強なのが
ポルフィロモナスジンジバリスです。
これらの悪玉菌は10代にはほとんどいません。お口の中の細菌のバランスが確立される40歳ごろまでに唾液を介して感染するといわれています。20~50%の人が感染するとの報告があります。
ではレッドコンプレックスはバイオフィルムの中にどのように取り込まれていくのでしょう…
次回はこれらの細菌やレッドコンプレックス がどのようにお口の中に定着していくのかお話ししていこうと思います
参考文献:天野ドクターの歯周病絵本 バイオフィルム公国物語/クインテッセンス出版株式会社