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被せもの(補綴物)について②銀歯について

こんにちはsmiley衛生士の澤田です
皆様いかがお過ごしでしょうか

 

前回、銀歯は欧州では使われなくなっているとお伝えしました
今回は詳しく銀歯の問題点についてお話していきます

 

銀歯は保険診療内で行えるため安価で、強度も高いというメリットがありますが、デメリットも多いです
代表的な3つのデメリットについてお話していきます

 

①歯科用金属アレルギー
⇒銀歯を入れることによって金属アレルギーを引き起こす事があります

 

銀歯は水分によってイオン化し、金属成分が溶け出すという性質があることが関係しています

 

唾液を介して金属成分が溶け出し、体内に運ばれ、蓄積され、
それが過剰になると金属アレルギーを起こすと言われています

 

症状が出る場所として口唇、口角など、さらにはお口の中だけに限らず、手のひらや足の裏など、
に発疹が出ることがあります

 

また、アトピー性皮膚炎や脱毛症などを発症することも報告されています

     
       発疹                口唇炎・口角炎

 

 

②金属による歯や歯ぐきの変色
⇒長期間、銀歯を使用することにより歯や歯ぐきが黒く変色することがあります
これも、唾液によって金属が溶け出していることが原因です

 

 

③二次虫歯のリスク
⇒虫歯治療に用いた詰め物や被せ物の隙間に虫歯菌が侵入し、歯が再度虫歯になってしまうこと

 

二次虫歯の大きな原因として詰め物や被せ物の劣化が挙げられます

 

虫歯は一度治したらもう安心できる、というわけではありません  
人工物である詰め物や被せ物が虫歯になることはありませんが、詰め物や被せ物と歯の境目に隙間が生じ、虫歯菌がたまって、そこからまた虫歯になります

 

特に保険適応である銀歯は、劣化が起きやすく二次虫歯になるリスクが高いと言われています

 

 

補綴物には様々な特徴があります
・安全性や耐久性
・虫歯の再発リスク
・長持ちするかどうか
・見た目の美しさ
             などなど…

 

患者様のお口の状態によってベストなものは変わってくるので、どのような治療を選ぶのかはとても重要なことです

 

次回はセラミックについて詳しくお話していきます