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怖い歯周病のてんまつ

歯周ポケットの中に食べかすが残ると歯周病は進行してしまいます

歯周ポケットは歯と歯茎の境の溝をいいます。健康な人は深さは2~3㎜程度ですが4㎜以上になると歯周病と診断されます。歯周ポケットが深くなるほど食べかすが溜まりやすくなりご自身の歯磨きでは取りにくくなります。食べかすが残ったままですと汚れ(プラーク)から細菌が増殖しやすく数日で歯垢となり1ヵ月程度で歯石となり、ご自身では取れなくなります。その間、細菌は歯と歯茎の付着部分を剥がしながら奥へ進行し、歯を支えている歯槽骨に達すると歯の周りの骨まで溶かして歯をグラグラにしていきます。これが歯周病で歯が抜けてしまう怖い顛末です。
一度溶けてしまった骨歯槽骨を再生させる再生療法が部分的に可能にはなってきていますが、まだ完全ではないことが多いため骨が溶ける前、あるいは軽度歯周病の段階でケアをしていくことが肝心です。

歯周ポケット3mm以下 歯周ポケット3mm~10㎜以上

健康な状態

歯肉はピンクで
引き締まっている。

歯肉炎
歯槽骨の吸収はない

歯肉が赤くはれる。
出血する場合が出てくる。

歯槽骨の
吸収がある

重度になると歯が
グラグラしてくる。

Dental Check

症状がある場合は歯周病が進行している恐れがあります。
早めに歯科医院にご相談ください。

歯周病を未然に防ぐには定期検診が大切です。
症状が見られない場合も歯科医院で診察を受けましょう。