マイクロスコープ治療

マイクロスコープ治療 MICRO

マイクロスコープ治療に
ついて

マイクロスコープとは

マイクロスコープとは歯科用顕微鏡のことで、治療患部を肉眼の約20倍に拡大することができる専門の医療設備です。歯科治療はミリ単位で調整していくことが必要とされ、経験や勘に頼る治療だけでは限界があります。
マイクロスコープを使用することで、健康な歯まで余計に削ることなく正確に治療患部を取り除くことができるため、患者様の負担を最小限に抑えて治療を行うことができます。

必要最低限の切削で、
歯を最大限保存

歯が痛くなるとむし歯の進行度合いによっては歯の神経を取る治療が必要となる場合があります。歯の神経を取ってしまうと、歯に栄養が行き渡らないため歯が欠けやすくなったりもろくなったりします。 その状態を放置すると、いずれ抜け落ちるということも考えられます。
当院ではできるだけ歯の神経を取らない治療を心掛け、できるだけ歯を傷つけずに「残す」治療を行います。
歯科医院でのマイクロスコープの導入は5~10%と言われており、診療時間が長くなるうえに専門設備や専門技術が必要となるため、実際に活用している医院数はもう少し少ないことでしょう。 1日に診れる患者数に限りがあるため、人数を決めて診療することでマイクロスコープを有効活用しています。

マイクロスコープ治療の
メリット

  1. 01

    精密な処置により、修復物の耐久性が飛躍的に向上

  2. 02

    治療の様子をモニター画面で見ることができて安心

  3. 03

    再治療の可能性を著しく低下

  4. 04

    治療の記録を画像で保存可能

精密審美治療

マイクロスコープは審美的な改善を目的とした歯科治療でも使用します。
前歯の色や形が気になる、銀歯の見た目が気になる、
被せ物の大きさや形を治したいというお悩みに対し、患部を拡大しながら適切に診療を行います。

審美修復治療

むし歯や歯周病、外傷などにより歯が欠けたり抜けてしまった場合、欠損部に人工歯を詰めたり被せたりします。
人工歯を装着する際に隙間や溝があるとむし歯に繋がる恐れがあります。

マイクロスコープを使用することにより、歯の形状にぴったりと合う補綴物を装着することで、むし歯再発のリスクを軽減させ歯の耐久性を保ちます。

このようなお悩みの方が対象です

  • むし歯の治療痕が気になる
  • 金属を使用しない詰め物や被せ物を希望している
  • 見た目が気になる
  • 金属アレルギーの方
治療例

治療前

治療後

治療内容 右上の2番、左上1番2番の根管治療・オールセラミッククラウン・歯周形成外科
治療期間 6ヶ月
リスク 治療途中は仮歯を入れておく必要があります。

根管治療

歯の中には根管と呼ばれる神経や血管が通っている細い管があり、むし歯が根管に感染すると何もしていなくてもズキズキと痛みます(自発痛)。この場合の感染した神経を取り除く治療を抜髄または感染根管治療と言います。 根管内は複雑な形状をしていて、細部まで肉眼で確認することが困難なためマイクロスコープで治療患部を拡大しながら治療を行います。

このようなお悩みの方が対象です

  • 時々しみていた歯が何をしなくてもズキズキと痛くなった
  • 過去に根の治療をした歯の歯茎が腫れて噛むと痛い
  • 同じ歯を何度も治療しているが一向によくならない
  • むし歯が大きいので歯を抜かないといけないと他院で言われている

歯髄温存治療

歯の神経まで接近したむし歯は神経を取る治療が一般的でした。
マイクロスコープを使用することにより、極限まで精密にむし歯を削ることができるため、むし歯の状態によっては神経(歯髄)を残せる場合があります。
当院ではできる限り神経を取らずに残す「歯髄温存治療」を行います。

このようなお悩みの方が対象です

  • 冷たい物がしみるが神経はできるだけ残したい
  • 神経を取ると歯が枯れ木のようにもろくなるので心配だ
  • 神経を残して歯の健康寿命を延ばしたい

歯周形成外科治療

歯並びや歯のかみ合わせが原因で歯茎がやせることがあります。
歯根面の露出が生じ、知覚過敏や虫歯、または歯周病などが進行しやすくなります。
歯周形成外科とは、このような問題を解決するために、主として審美性を目的として歯茎や骨の 形態や量を整える治療です。

このようなお悩みの方が対象です

  • 歯周病の進行により歯肉が痩せて歯の骨が露出きている
  • 歯茎が下がり冷たい物が染みて痛い